「同業さんを見ると自信をなくしてしまう」
「やりたいことなのに同業さんと被らない別の方法を考えてしまう」
同業さんと比べることで、あなたの本当にやりたいことが揺らいでしまったら、それはとてももったいないこと。
今回はひとりで仕事をされている起業家、個人事業主、フリーランスの方が、同業さんと戦わないで、本当にやりたいことを続けられる差別化戦略をお伝えします。
誰かのマネをしたり流行りのスキルを身につけるよりも、あなたらしくいることが成功への近道だと気づいていただけるはずです。
目次
【2つの差別化で変わる未来】あなたの差別化はどっち!?
ひとりで仕事をされている起業家、個人事業主、フリーランスの方が、上手く行っている同業さんを見て自信を無くしたりへコんでしまう場合、次の原因の可能性があります。
同業さんに追いつこうしている。
この考えは、あなたの大切な起業物語を、同業さんと戦い続ける長編アクション映画にしてしまいます。
では、どうすればあなたらしい成功物語をデザインできるのでしょうか?
それは…
同業さんに追いつこうとするのでなく、 独自路線で同業さんを『追い越す』
実はコレ、2つとも差別化戦略なのですが、まったく異なる戦略なんです。
あなたはどちらの戦略でどちらの起業物語を歩みたいでしょうか?
次に、ひとり起業家にオススメの差別化戦略をお伝えします。
ひとり起業家にオススメの差別化戦略はコレ!
まずは2つの差別化戦略について、マーケティングやブランディング視点から簡単にお話します。
前述した2つの差別化は、次のように表します。
- POP(Points of Parity)
- POD(Points of Difference)
POP(Points of Parity)は『同業さんとに追いつく差別化』でPOD(Points of Difference)は『同業さんにはない部分を伸ばし追い越す差別化』です。
追いつこうとする差別化POP
例えば、コーチで起業しようとする方が、同業さんとの実績や能力の差を埋めて、追いつこうとする差別化がPOPです。
どんな同業さんに照準を合わせるかにもよりますが、相手との差を埋めるにはそれなりの努力や精神力が必要なわけで、場合によっては「自信を無くし」たり、「やりたいことを変えようかしら…」となってしまうことになりかねません。
では晴れて、同業さんに追いついた後どうなるでしょうか?
上には上がいるんですね…。
今度はさらに上の同業さんに追いつこうと、差別化を頑張ります。
もしかしたら差別化するために、あなたがあまり興味のないものを学んだりすることがあるかもしれません。
「いったい誰のための何のための起業なのか…」
迷子になってしまうかもしれません。
実は独立起業した当時の僕がまされにこれ。
スキルや実績を積み上げては、同業さんたちと同じようなことをやっていました。
そのため、お客さんは価格や実績で比べてを選ぶというパターンがよくあり、僕は成約すら出来ないことが続きました。
では、もう1つの差別化PODとはどのようなものでしょうか?
追い越す差別化POD
例えば、コーチで起業しようとする方には、すでにたくさんの同業さんがいると思います。
しかし、『同業さんにはない部分を伸ばし追い越す差別化POD』の場合は、同業さんとあなたの差を埋めて追いつく必要はありません。
どんな同業さんがいるかの調査はポジションニング戦略のためにも必要ですが、その後にとる戦略はあなただけの独自性を見つけ出すことにフォーカスできます。
同業さんがすでに持つ能力や実績の差を埋めるのではなく、あなた独自の資質や能力を魅力的な価値にブランディングした『自分軸』を構築するのです。
この『追い越す差別化戦略』が、コーチなどをされているひとり起業の方にオススメです。
なぜなら、実績やスキルは今の時代、差別化にも独自性にもならないからです。
本質は、同業さんとあなたのビジョンはまったく違うもので、追いつけ追い越せレースをする必要性はこれっぽっちもないといいうわけです。
前述の通り、僕は独立起業した当時、同業さんたちと同じようなことをして失敗しました。そこで見つけた戦略がもともと持っている自分の特性を引き出し、自分をデザインするというものでした。
これはまさに、同業さんに追いつこうという思考ではなく、独自路線で追い越していく思考です。
他者と比べたり戦ったりが苦手な僕にとってはとっても相性がよく、自分らしくいるだけで、自然とお客さんから選ばれるようになれた最高の戦略。
ここまで2つの差別化戦略をお話してきましたが、あなたはどちらに関心を持たれましたか?
「追い越す作戦、ちょっといいかも♪」
そう思っていただいた方に、次に『追い越す差別化戦略』のやり方をお伝えします。
追い越す差別化戦略のやり方
ここでは追い越す差別化戦略PODのやり方を3つ、簡単にご紹介しますね。
- 自分軸で差別化
- 商品そのものを差別化
- 付加価値
1は、あなただけが持つ資質や能力、ストーリー、キャラクター、哲学などを統合した自分軸をつくることです。
これは多くの記事でお伝えしているのでここでは、割愛させていただきますがポイントは、自分軸だけではビジネスでは上手く行かないという点です。
最高の自分軸を、お客さんにとって最高の価値になる自分軸にブランディングすることがもっとも重要です。
2は、商品・サービス自体に、同業さんにはないオリジナリティを入れることです。
独自の高価値商品をつくる方法はいくつかありますが、大切なポイントは、あなたの自分軸をベースに商品・サービスへ落とし込むということです。
これにより独自性ある商品が作れることはもちろん、あなたの求めるお客さんが集まってくるようになります。
3の「付加価値」を付ける。
これはあくまで自分軸と商品・サービスがあるのが前提で、あなたの商品・サービスに同業さんには無い付加価値をつけるというものです。
例えば、より成果が出るサポートを付ける、お客さん専用コミュニティでしか得られない学びの場を提供する等です。
ポイントはお客さんから見た時に、同業さんとは違う、同業さんには無い付加価値と感じてもらえるかというところです。
やり方で大切なポイント
今回ご紹介した3つのやり方で、重要なのは順番。差別化が前提であればなおさらこの順番は大切です。
- 自分軸で差別化
- 商品そのものを差別化
- 付加価値
ポイントは、商品・サービスの前に自分軸をつくりブランディングすることです。
さらっと書いていますが、これかなり大切です。
実はいきなり商品・サービスをつくり、マーケティングを学び集客や販売をしているひとり起業家は多いのですが、大概次のような悩みを抱えています。
- 低価格でしか売れない…
- 集客がうまくいかない…
- なかなか成約にならない…
- リピートしてもらえない…
- 広告を止められない…
これらの大きな原因は、自分をデザインして軸をつくる前に、商品を売っているからです。
まずはあなただけの自分軸をつくった上で、商品・サービスをWEBで適格に見える化・伝わる化することが重要です。
マーケティングはそれからで大丈夫!
独自性がない場合どうすればいいのか?
『追い越す差別化戦略』をすることはわかったけど、自分軸がよくわからない…
そう思われる方がいるかもしれません。
それでも大丈夫です。
あなたの自分軸になる要素はすでにご自身の中にあります。ただそれを引き出してデザインできていないだけです。
デザインミーアカデミーのどの受講生さんも最初はそうですが、必ず自分軸は出来上がっていますので大丈夫です。
まとめ:2つの差別化戦略で変わる起業家の将来
差別化はひとり起業家にとって必要な戦略ですが、実は差別化には2つの戦略があります。
- 同業さんに追いつこうとする差別化戦略POP
- 独自路線で同業さんを追い越す差別化戦略POD
ひとりで仕事をされている起業家、個人事業主、フリーランスの方にオススメの差別化は『独自路線で同業さんを追い越す差別化戦略』です。
なぜなら、この業界のひとり起業家はすでに星の数ほどいます。その中で同業さんとの差を埋めて追いついても、永続性のある差別化にはならないからです。
それよりも、あなたの独自の自分軸をつくり、同業さんとの直接対決を避ける、『追い越し戦略』を取りましょう。(市場選びは慎重に…)
あなたの自分軸ができれば、『あなた独自の言葉』で表現や発信ができるようになります。同業さんにはできない、あなたにしか扱えない『価値ある商品・サービス』が生み出せます。
あなたの魅力的な価値がWEBやブログなどで適格に伝えられれば、無理してスキルや資格を増やしたり、正しいと言われるライティングをしなくても、お客さんから選ばれる人になっていけます。
いかがでしたか?
今日お話した内容は考え方です。まずはご自身をデザインすることをお試しください。このエッセンスはメルマガでもお伝えしているので興味あれば読んでみてくださいね。
あなたは同業さんと競争するために仕事をしているのではないはずです。
ご自身の能力や可能性を最大限に発揮してお客さんを喜ばせたいのでしたら、ぜひご自身をデザインすることから始めてみてくださいね!
自分をデザインして、あらゆる願いを引き寄せるエッセンスをシェアします。