突然ですが、あなたは人生のゴールを設定していますか?
それとも…、多忙な日々に身を委ね、Let it beな生き方をしていますか?
昔の僕は、毎日目の前のやるべきことや考えることで精一杯…。ゴールは何か?ゴールを設定しよう!なんて発想すらありませんでした。
今回の記事を読み終える頃には、「目の前のことを後回しにしてでもゴールを決めよう!」そう思ってもらえるはずです。
あなたの人生がより充実したものにするためにも、少しだけ作業を止めて読んでくださいね。
目次
人は2つのゴールを持っている
人はゴールを2つ持っています。
ひとつは「目標」でもうひとつは「目的」。
ここからは「目標」のことをゴール、「目的」のことをメタゴールと呼ぶことにします。
『メタゴール』は、自己を超えたより高いゴールという意味で、『人生の目的』とらえてもらって大丈夫です。
目標達成が劇的に早まるメタゴールとは?
『メタゴール』とはいくつかの目標(ゴール)の先にある、人生の目的のことです。
運動会の徒競走でゴールテープを切った先にある、チームのみんなと歓喜する。これがメタゴールです。
僕はデザインミーアカデミーを通して『仕事、家庭、個人の夢を叶えられる人を増やす』というゴールがあります。
この先にあるメタゴールは『自分の喜びが人の喜びになり、希望とやさしさのあふれる世界を創る』というものです。
勘の鋭い方は、これらの共通点に気づいたかもしれません。
ゴールとの違いは、自分が他者にどう貢献したいか、世の中にどう影響を与えたいか。と言った視点が含まれている点で、ゴールの主語が自分だけではないことです。
別の言い方をすると、メタゴールは自分が大きな世界の一部としてどう関わっていきたいか、ということです。
では次から、なぜ『メタゴール』が仕事や人生を成功させるために必要なのかを、僕の体験談を踏まえてお伝えします。ぜひあなたの仕事や人生のヒントにしてくださいね。
メタゴールを設定するメリット
僕が当時、独立起業した理由は『家族との時間と、自分らしい人生を取り戻す』ためでした。これは人生のひとつの大きなゴールです。
その先のメタゴールは『関わる人たちも幸せになることで、僕も家族もハッピーになる』こと、つまり『自分の喜びが、人の喜びになる』ことでした。
このメタゴールに向けて、子どもたちのボランティア活動をしたり、不登校家庭に作品を届けていました。
数年前までニートで何も持っていなかった僕は、一丁前にゴールとメタゴールだけは持っていたというわけです。
一方で大きく稼ぐことや、会社を拡大させることが目的でなかった僕は、起業してすぐにたくさんの失敗をしました。
ではなぜ10年以上、複数の分野でいくつものゴールを達成し続けることができたのか?
それはやはり、明確なメタゴールがあったからです。
コンサルデザイン会社をしながら国内外に絵本を出版したり、オリジナルブランドを立ち上げて全国でイベントをしたり、学校や塾で子どもたちに向けてワークショップをしたり…。
一見、何屋さんかわからないように見えますが、僕は手段を変えて『自分の喜びが、人の喜びになる』というメタゴールにフォーカスし続けていたわけです。
このようにゴールとは異なり、他者や社会が関わるメタゴールには、次にお伝えする3つのメリットがあります。
1,ゴールがゴールでなくなる
ゴールの先にあるゴールが、メタゴールとお伝えしました。
もしあなたのゴールとメタゴールが以下だった場合。
ゴール:起業して年収1,000万になる
メタゴール:私に関わる人が幸せになり、私も幸せになる
起業をして年収1,000万になることは、メタゴールまでのひとつの通過点。
メタゴールがあれば、思ったように売上が上がらない時、値上げをしようと考える前に、次のようなことを考えるかもしれません。
私に関わる人が幸せになり、私も幸せになるためにはどうすればいいか。
メタゴールを実現するためにはどうすればいいかを考え、例えば自分のスキルや学びの質を上げるなど、値上げではないアイデアが生まれるかもしれません。
この結果、あなたもお客さんもハッピーな状態で、メタゴールに一歩近づけることになります。
もちろん通過点である年収1,000万のゴールにも、影響を与えることは間違いありません。
僕の場合の作品づくりやワークショップもまさにこれで、メタゴールへ行くための伏線であり、ゴールなのです。
2,柔軟性がうまれる
もしあなたが起業、個人事業主、フリーランスとして、何かしらの理由でうまくいかなかった場合、『私に関わる人が幸せになり、私も幸せになる』というメタゴールがあれば、起業という手段をスイッチすることも柔軟にできるようになります。
メタゴールがなければ、起業という手段を手放せないかもしれません。他の手段や可能性を見つける発想もうまれず、行き詰まってしまうかもしれません。
僕が会社で売上を上げたり、個人クリエイターとして絵本を出版することはひとつのゴールです。メタゴールの『自分の喜びが人の喜びになり、希望とやさしさのあふれる世界』を実現するためにとっている手段です。
もしこれらがメタゴールに行くのに相応しくないと分かったら、僕はこのゴールに固執せず柔軟にスイッチします。
このようにメタゴールがあれば、それにフォーカスしたまま柔軟にやり方や手段を適切に変えていくことができます。
3,ゴール達成のエネルギーがうまれる
人は誰かの役に立ちたいという本質を持っています。
心理学者のアドラーや、『7つの習慣』のスティーブン・コヴィーも人の幸せには『貢献感』が関係していると言っています。
僕が作品づくりをして気づいたことは、創作で得られるものは『満足感』や『達成感』で『幸福感』や『豊かさ』ではないということでした。
『幸福感』や『豊かさ』が得られるのは、デザインミー講座やワークショップ、家族との時間を通して、相手と心がつながった時です。
このように、他者への貢献や自分の役割を含んだメタゴールは、自分が主語のゴールよりもエネルギーが劇的に上がります。
まとめ:仕事や人生の目標達成が劇的に早まる秘訣
今回は、ゴールの先にあるメタゴールについてお話しました。
メタゴールとは次のようなゴールでした。
- 自分だけのゴールより大きなゴール
- 自分が世の中の一部として考えた時のゴール
- 他者や社会にどう貢献したいかを考えたゴール
- どんな世界にしたいかを明確にしたもの
あなたが起業すること、売上を上げること、結婚すること、痩せることなどはゴール(目標)です。
これらの先にあるゴールが、メタゴールです。
メタゴールを設定するメリットは、今回3つお話しました。
- ゴールがゴールでなくなる
- 柔軟性がうまれる
- ゴール達成のエネルギーが上がる
さて、あなたのメタゴールは見つかりそうですか?
実はすでにあなたの心の奥底にはあります。あとはそれを引っ張り出しデザインするだけ。
メタゴールはあなたがよりよく変化・成長する起爆剤になります。仕事と人生をステージアップさせる大きなエネルギーにもなります。
メタゴールは、あなたをデザインしていく過程で手に入れることができるので、安心してくださいね。
自分をデザインして、あらゆる願いを引き寄せるエッセンスをシェアします。