「ブランディングは大切だと思うけど、効果がわからない」
起業や副業を考えている方が最初に出会う戦略で『ブランディング』というのは少ないかもしれません。僕も独立起業時、マーケティングやWEB集客と出会い、熱心に勉強し実践したものです。
ところがこれは、中身のない状態で商品やホームページ作成をし『同業さんとお客さんを獲り合うような行為』でエネルギーを使う割に成果が出ないと、僕は失敗して気づきました。
一方で、ブランディングは『お客さんから共感され選んでもらう行為』です。あなたをお客さんの中で、他には代えられない特別な存在にするための方法です。
これがうまくできれば、『お客さんを獲り合う』という行為から『お客さんから選んでもらう』行為にシフトでき、あなたはあなたらしい働き方に近づけるのではないでしょうか。
今回の記事を読んだ後、あなたは「今すぐブランディングを始めなきゃ!」と思ってもらえるはずです。
最初に質問です。
『あなたはお客さんにとって、どんな存在になりたいですか?』
目次
なぜ個人起業家にこそブランディングが必要なのか?
ブランドを体感してみる1

ブランディングはマーケティングのようにロジカルだけではうまくいきません。想像力やクリエイティブ力も必要です。このため、ブランドの効果は読んで理解するより、体感してもらうのが一番ですw
上の図1をご覧ください。
「あなたが服を買おうとした時、3つの内どれを選びますか?」
青、黄、赤とそれぞれ別々のカラーで特徴的ですよね。
好きな色から選ぶ方もいるかもしれませんし、着るシーンを考えて選ぶ方もいるかもしれません。
ここでのポイントは『選べる』ということです。
あなたは3つのうちどれかを何かしらの基準を持って『選べた』という感覚を覚えておいてくださいね。
ブランドを体感してみる2
では次に下の図2のように、同じようなカラーの服が10点並んでいます。
さぁ、あなたは何を基準にどれを選びますか?

中には「選べなかった」「とりあえず選んだ」という方もいたのではないでしょうか。理由は、違いがわからず選ぶ基準が持てないからです。
先程の図1では「青」「黃」「赤」とひと目で違いの分かるものであったため、あなたは選ぶことができました。
個人起業家の業界の今…

実はあなたが目指す起業や副業の世界でも、図2と同じような状況が起こっているんです。つまり…
お客さんは、あなたと同業さんたちとの違いがわからず選べない状態なのです。
起業や副業が少なかった時代は、図1のようにお客さん側から見て選ぶ基準がわかりやすかったです。サービスや商品の機能や特徴を出していけば、選ばれやすかった時代です。
しかし起業や副業が増えた現在は、図2のように同じような職種で同じような商品・サービスを提供している同業さんが山ほど存在するようになりました。
東京ドーム満席の中から、あなたを選んでくれるお客さんは果たしてどのくらいいるか?ということです。
多くの同業さんの中から、お客さんに選ばれるには相当な差別化やWEB戦略、スキルが必要だと気が遠くなってしまいますよね。
しかもすでに何年もやっているベテラン勢がいると、「わたし、起業してやっていけるのかな?」なんて不安になってしまいますよねw
このようにもしあなたの商品・サービスが、「図2の中の右下」のものだった場合、どうすれば選ばれる確率を上げられるでしょうか。
例えば、次のような方法はいかがですか?
- 学びや資格取得を通してサービスをより良くする
- スキルUPしてサービス内容を広げたり充実させる
- オンラインでもできるサービスを考える
- サービス価格を安くする
- ホームページ作成して認知度を上げWEB集客
差別化を考えたり、マーケティングを学んでいるあなたなら、このような戦略を考えるかもしれません。しかしこの戦略ではやはり、同業さんたちとの熾烈な戦いに挑むことになります。
要するにこれらの戦略は、誰にでもできてしまうことなんです。
個人起業家がブランディングをする意味
先述の図2で、赤い服10点は他との違いがわからなくてどれをどんな基準で選んでよいかわかりませんでした。
ブランドを体感してみる3
では、次の図3だったらあなたはどれを選びますか?

選べましたか?
・・・
選んだ時、図2の時とは『違う感覚や選択基準』を感じた方もいるかもしれません。
おそらく多くの方が信頼や安心感、何かしらの感情移入を持って3つのブランドのいずれかを選んだのではないでしょうか。
これはあなたの頭の中に3つのブランドそれぞれのイメージや価値が定着していたため、選ぶ際に他との差異と基準になったということです。
例えばある人は、自分用にコスパがよいユニクロを選ぶかもしれません。
大切な子どもへ、オーガニック素材のMUJIを選ぶかも知れません。
友人や家族のプレゼントに、おしゃれな私を表現するためにもGAPを選ぶかもしれません。
お客さんはブランドに特別な役割を感じています。価格や機能だけでなく、感覚的、感情的な部分も含めて選んでいるというわけです。(»感覚的・感情的な価値とは?)
これがブランドのパワーです。
まとめ:なぜ個人起業家にこそブランディングが必要なのか?

今回は服選びを例に、ブランドの効果を体感してもらいました。
あなたがこれから飛び込もうとしている個人起業家の世界は、今回の服10点どころではありません。1000人、10000人の同業さんがいる職種かもしれません。つまり…
お客さんは、あなたと同業さんたちとの違いがわからず選べない状態です。
そんな中、少しでも選ばれる確率を上げようと以下のような勇み足は危険です。
- 学びや資格取得を通してサービスをより良くする
- スキルUPしてサービス内容を広げたり充実させる
- オンラインでもできるサービスを考える
- サービス価格を安くする
- ホームページ作成して認知度を上げWEB集客
しかるべきタイミングでこのようなマーケティング戦略は必要ですが、この状況でやると同業さんとの熾烈な戦いにみずから飛び込むようなもの。
では何から始めればいいのか?
「ブランディング」ですw
とはいえ、ブランディングするには『ブランディングするモノ』が必要です。それはあなた自身です。
ブランディングはあくまで戦略・テクニックです。まずはその基になるあなたの才能と魅力を最大化し、見える化するところからスタートしませんか?
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