あなたの夢は何ですか?
こう尋ねられた時、僕を含め多くの方が職業を答えると思います。
しかし実はこの「〇〇になりたい!」という想いが、自分自身を縛りつけ本来の可能性を狭めてしまう要因になってしまうことがあるんです。
今回は、あなたが『自分らしい生き方、働き方』を実現するために必要なポイントをお話します。
この記事を読み終わる頃、あなた本来の望みに気づけるかもしれません。
目次
自分らしい生き方・働き方を実現するには『何になりたいか』より『どう〇〇か』

先日、長男の保護者会に行くと教室の壁に、一人ひとりの夢が貼ってありました。
- ユーチューバーになる
- 社長になってお金持ちになる
- 獣医さんになる…
子どもたちの夢溢れる教室で、僕までワクワク。
一方で、実はこれで悩む大人が多いことも僕は知っています。
では「何になりたいかを決めない方がいいのか」と言ったらそうではありません。
大切なことは…
「何になりたいか」より「どう在りたいか」を明確にすることです。
在り方を明確にすると、あなた自身の可能性が広がり、もっとあなたらしい生き方・働き方を手に入れることができるのです。
「なりたいもの」と「在り方」の違い

今回は「なりたいもの」「在り方」の2つが出てきたので、ここで一旦違いを整理します。
「なりたいもの」:仕事、職業
「在り方」:自分がどんな人間でいたいか、理想の姿
例えば僕は中学の頃、「将来はプロミュージシャンになりたい!」と思っていました。これはなりたいものです。
在り方という発想すらなかった当時、僕はなりたいものになれず、人生を見失ってしまったのです。
いま僕の在りたい姿は『自分の感性と表現を通して、人に希望を届ける存在』です。
ここで勘の鋭い方は気づいたかもしれません。
実は僕がなりたかった『ミュージシャン』は、『自分の感性と表現を通して、人に希望を届ける存在』で在るための「なりたいもの」のひとつに過ぎなかったのです。
ではこの2つの違いと関係性が見えて来たところで、具体例をお話をします。あなたの中にある「なりたいもの」と「在りたい姿」を見つけるヒントにしてくださいね。
なりたいもので行き詰まり、在りたい姿で世界が広がった

前述の通り、僕は物心ついた頃には「なりたいもの」が明確で、それにフォーカスし続けていました。
ミュージシャンになるには、作詞作曲をして、歌やギターを練習して、バンドメンバーを集め、ライブをしていく。
憧れのどのミュージシャンのやり方を見ても、なるための「やり方はほぼ同じ」で、僕もそれをなぞっていました。
ところがこれは今振り返ると、可能性も狭めてしまう非常にもったいない戦略だったのです。
結果的に、僕はミュージシャンの夢を諦めました。そして諦めた瞬間「なりたいもの」だけにフォーカスしてきた副作用が始まったのです。
それは夢を失った喪失感、自分の無力さや無価値感。何をしたいかわからない、何の仕事をしても面白くない行き詰まった感覚でした。
このように「なりたいもの」だけにフォーカスするのは次のようなデメリットがあります。
- なるための方法を限定してしまう(可能性が狭まる)
- 自分だけではコントロールできない
- なれなかった時のリスク
- 将来性や持続性が未知数
- 本人に合う合わないがある
では次に「在り方」について見てみましょう。
自分らしい生き方・働き方を実現するための在り方

僕はいくつかの経験や人との出逢いを通して、徐々に自分がどういう人間でいたいか、どんな姿が理想かが見えてきました。
気がつくと、「何になりたいか」というこだわりのようなものは消え、「こう在りたいからこれをやる」「こういう人間でいたいから〇〇になる」というようになったのです。
結果的に僕は「何になったか(職業)」で見た場合、次のようにいくつもの肩書になってしまいました。
- 会社経営者
- デザインミー・アカデミー主宰
- 絵本作家
- コンサルタントデザイナー
他にもありますが、このように「何になったか(職種)」で見た場合、何屋さんかわかりません。
ではこれを「在り方」の視点で見てみると…
自分の感性と表現を通して、人に希望を届ける存在
と、ひとつのことで集約できるのです。
この在り方を実現するために、経営者やデザインミー・アカデミー主宰、絵本作家などをやっているというわけです。
ミュージシャンになりたいと思っていた時は、思考も行動も戦略も狭く最終的に行き詰まってしまいました。しかし、在り方が明確になってからは、世界は広がり自分の可能性が活きる場所がこんなにもたくさんあることを知ることができました。
自分らしい生き方・働き方を実現するには『何になりたいか』より『どう在りたいか』

自分らしい生き方・働き方を実現したいと思った時、「何になるか」からスタートしてしまうと、可能性が狭まりどこかで行き詰まってしまうことがあります。
自分らしい生き方・働き方を実現するために必要な視点は「自分はどう在りたいか」
ここからスタートすることで、あなたに合ったやり方と能力で可能性がぐっと広がり前進することができます。
さらに将来、行き詰まったり、壁にぶつかったとしても、自分でコントロールできる在り方さえ明確になっていれば、柔軟に変化させることが可能です。
では理想の在り方を見つけるには、どうすればいいでしょうか?
それは、自分をデザインすることです。つまり、あなたが超自分軸と成功ストーリーを構築することです。
これができたあなたは、仕事も人生もステージアップし、最幸の成功物語を叶えられる人になれるはずです。
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