「これって、私が本当に望んでいること…?」
ふとした瞬間、もう一人の自分が問いかけてくることがあります。
どこかで見聞きした「正しさ」を信じて頑張っているのに、うまくいかない。
心はモヤモヤ、不安が増えて、行動も止まってしまう。
でもそれは、「あなたにとっての正解」がまだ見えていないだけかもしれません。
前回の記事、あれも無いこれも無いから抜け出し「私らしい生き方をデザインするための第一歩では、『自分だけの正解を見つける』ことが人生を動かす鍵になるという話をしました。
今回は、その“あなたなりの正解”をどうやって見つけていくのか。
具体的なヒントをシェアさせていただきます。
目次
「私だけの正解」がないと…
仕事、家庭、そして自分自身の生き方が、ブレたり、迷ったり、うまくいかない時の共通点。
それはたいてい、『自分なりの正解』がまだ定まっていない状態です。
逆を言えば、『自分なりの正解』を持つことができれば、そこへ向かうための適切な思考も行動も明確になり、人生の様々な面で結果が変わってくるという構造です。
僕自身、会社を辞めて「子どもと一緒の時間を大切にしよう」と思ったはずなのに――
気づけば時間はあるのにお金がなくて焦り、子どもにも笑顔で向き合えなくて、心に余裕がなくなっていました。
「おれ、いったい何がしたいんだろう?」
そんな迷子のような感覚に飲み込まれていたあの頃。
僕が現在、監督・プロデュースする体感型ライブ絵本ショーの相棒『ルーミー』に問いかけたられて、ハッとしたんです。

それって、誰のための夢?
僕は『自分なりの正解』がなかったから、誰かの成功法則に頼り、翻弄され、苦しくなっていたんですね。

『自分なりの正解』を見つけるカギ
では、どうすれば『私だけの正解』は見つかるのでしょうか?
まず最初に見直したいのが、あなたの「価値観」と「優先順位」です。
原因①:価値観があいまいになっている
「自分らしく生きたい」と言いながらも、そもそも「自分が何を大切にしたいのか」が、曖昧になっていませんか?
「家族との時間も大事、でも本当はもっとやりたい仕事にも挑戦したい…」
「お金もほしいけど、好きなことがしたい…」
このように、心の中にある価値観がモヤモヤしたままだと、日々の選択がブレてしまいます。
そしてそのブレが積み重なると、「望む人生(ストーリー)」を歩めない状態になってしまうのです。
原因②:価値観の優先順位が決まっていない
たとえ価値観を言語化できたとしても、「今の自分にとって、何を最優先するか」が決まっていなければ、また迷います。
たとえば僕も、「自由な働き方」も「収入」も「家族との時間」も、全部大切。
でもそのときどきで、何を一番にするかを決めないと、どれも中途半端になってしまうんですよね。
あなたの「価値観」や「優先順位」を明確にする
これが『あなたなりの正解』を見つけるポイントです。
それでは次からひとつのやり方をご紹介いたします。

《ワーク》人生を変える自分だけの正解の見つけ方
付箋とペンを用意できる方は、準備して下記のワークをやってみてくださいね。
「私だけの正解」を見つけるワーク1
【質問】あなたが仕事をする上で、大切にしている価値観は何ですか?
例を挙げますので、こちらも参考に付箋か紙に5〜6個書き出してください。
- 安心
- 快適
- 信頼
- 自由
- 成長
- 愛
- 共有
- 一体感
- 調和
- 個性
- 感謝
- 正直
- 学び
- 探求
- 尊重
- 貢献
- 影響
ここで出していただいたものは「価値観」と言われるものです。
「私だけの正解」を見つけるワーク2
出した価値観に優先順位をつけます。付箋の方は貼ったり剥がしたりして順番を入れ替えてみましょう。
この時、ご自身に次のような質問を問いかけてみてください。
価値観Aがあれば価値観Bはなくて大丈夫?
上げた価値観が5個あれば、それぞれこの質問で半ば強制的にランク付けをしていきます。
「私だけの正解」を見つけるワーク3
【質問】あなたが家庭で大切にしている価値観は何ですか?
WORK1と同じように、今度は家庭における価値観を5〜6個書き出します。
「私だけの正解」を見つけるワーク4
ワーク2と同じように、出した価値観に優先順位をつけます。
いかがでしたか?
この時点で、家庭で大切にしているベストランキングと、仕事で大切にしているベストランキングの2つが出たと思います。
その中で1位にランクインした価値観は、あなたにとっての重要な価値観です。
各シーンに合わせて、行動や選択をする際に基準にしてみてください。
続けていると、あなたなりの正解が、からだで分かってきますよ。

自分だけの正解を見つけた後…
今回は、『あなたなりの正解』を見つける1つの方法として、価値観を明確にし優先順位をつけるというワークをご紹介しました。
他にもいくつかの要素を明確にすることで、『あなただけの正解』は確実に見出すことができますので、興味のある方は無料メルマガも読んでみてくださいね。
また、今回のワークでは「家庭」「仕事」それぞれで別の価値観が出ている方もいると思います。
各シーンを分けて使える場合は、このままでもよいのですが…
仕事と家庭どっちを選べばいいの〜っ!?
といった板挟みに遭遇した時は、結局迷ってしまいますよね。
こういった場面でも迷わない『あなただけの正解』を創るには、やはり自分をデザインしていくことが必要です。
ぜひ、あなた自身をデザインして、最幸の人生(ストーリー)を描いていってくださいね。
最後に、ライブ絵本ナビゲーターの『ルーミー』からあなたへ質問です。

限られた時間の中で、あなたは誰と一緒にいて、なにを大切にして、どんな光をともしたいですか?
2010年に起業し、ライブ絵本監督・プロデューサー、会社経営、アーティスト等をしているYUSEIです。
『限られた時間の中で、何を大切にし、どんな自分らしいあかりを灯すか』をテーマに、自己実現したい人を作品やブログで応援中[→Profile]