「目標を達成したら自己肯定感も上がるはず」
「自己肯定感が低いからなかなか行動できない」
目標があるのに行き詰まっていたり、ありたい姿はあっても自信がない方へ。
今回は目標を達成しながら自己肯定感を上げてしまうという、おトクな方法をお伝えします。
僕は20代中盤、目標達成で大きなミスを犯し人生の敗北を味わいます。その後、今回お話するコツを見つけました。
僕の経験で得たノウハウと心理学の観点、そして具体的な方法を混じえてお伝えします。
目次
目標達成しながら自己肯定感を上げるおトクな方法
目標や自己実現というと、今がスタート地点で先にあるゴールへ向かっていくイメージを持つと思います。もちろん僕も基本的にはそうです。「目標」という言葉に対しても「目指す」「たどり着く」「達成する」と言った言葉が使われます。
今回はこれをクリエイティブに、逆立ちして考えることから始めます。
ということは、あなたはすでにその目標を達成した状態ということです。今のあなたは目標をすでに達成していて、現在を生きているいという設定です。
例えば…
幸せになることが目標の方の場合、『すでに幸せの状態』になるということ。
起業することが目標の場合、『すでに起業している状態』になることです。
「そんなのムリ!」
そう思う方もいると思います。
しかし安心してくださいね。僕たちはパワフルな想像力を持っています。あなたが子どもの頃、思い切り使っていたアレです。好きな人が出来た時に使ったアレですw
目標達成できない原因をクリアにする
どうして目標を達成できないことが多いのでしょうか。
それはいくつか原因がありますが、今回はその中の1つである『明確でない』という部分を想像力でカバーします。
「幸せになりたい」「起業・副業したい」と思いながらなかなかそうなれないのは、目標が抽象的で漠然としすぎているからです。あなたも脳も「幸せ」や「起業・副業」に対してぼんやりしているということです。
これを明確にすることで目標を達成しやすくなります。
そのやり方は次の質問にリアルに想像して答えるだけです。
- その目標はいつ、どこで、誰と一緒に達成したいですか?
- 何を見て、何を聴いて、何を感じると目標を達成したとわかりますか?
- その目標を達成して、あなたが得られるものは何ですか?
この質問に対して次のような答えを想像したとします。
- 来年の夏、大好きな海で、パートナーと
- 相手の顔を見て、相手の「楽しい♪」という声を聴いて、胸がきゅんとした時
- 生きがい
- 2年後の4月、都内マンションの眺望のよい一室で、仲間3人で
- お客さんからの契約書を見て、皆の「やった!」と歓喜の声を聴いて、武者震いした時
- 自分の人生を生きること
本当はもっと具体的に、映画の1シーンを作るように細かく設定することをオススメしますが、ここでお伝えしたいことは、目標を具体的にするのに必要なのは『想像力』ということです。
ではなぜここまで具体的に目標を設定する必要があるのでしょうか。
脳は現実と想像、時間の区別ができない
潜在意識10の特徴を活用する方法で詳しく書いてあるので、ここでは簡単にお伝えしますが、脳は現実と想像の区別がつかないんです。
ここでちょっと実験です。
「過去にあなたが大笑いしたことを思い出してください」
ー 思い出すだけで心の中で笑ってしまいませんか?顔も緩んでしまう方もいるかもしれません。
「今までで「この人最低!」と感じた人のことを思い出してください」
ー 思い出すと嫌な気分になりませんか?
実際その出来事が今起きているわけでも、その人がいるわけでもないのに、脳はこの瞬間まさにそれを体験しているんです。現実をつくっているというわけです。
今回は「この仕組みをうまく利用してしまいましょう!」というわけです。
つまり、過去の記憶を今この瞬間体験できるのだから、未来の記憶も体験できるというわけです。
未来の記憶をつくる
『過去の記憶』という言葉は聞きますが、『未来の記憶』とはあまり聞きませんよね。
実はこれが前述した「目標を明確にする」というものです。別のいい方をすると、目標の達成を示す証拠は何か、どんな状況になれば達成したとわかるのかを明確にするというわけです。
あなたの過去は、実際に具体的なシーンで体験して記憶されていますよね。その時何かを見て、何かを聴いて、何かを感じています。つまり五感で体験し記憶として定着させました。
未来の記憶もこれと同じで、五感を通して記憶すればいいのです。そのためにも、できるだけ具体的なシーンを描きます。目を閉じてそこに立っている自分は今どんな気持ちだろうか。できるだけ感情が動くような体験を創造してください。
ここでのポイントは、現状のあなたを起点に考えないことです。
例えば今は何かしらの理由で自己肯定感が低い状態であったとしても、実績がないとか、自分で決めて行動する力がないと思っていもてすべてスルーです。
なぜならそれは過去の記憶だからです。
過去は一旦置いておいて、あなたが心から望む状態、ありたい姿を『未来の記憶』に刻み込んでください。
もちろん一回より二回、十回と繰り返すことで潜在意識に入っていきますので、次にお伝えすることを実践してみてください。
望む状態になっている自分として生きる
目標を明確にし、望む未来を体験したあなたは、すでに達成した記憶を持っています。目標を達成した自分はどんな思考をしてどんな表情や姿勢で、どんな言葉や行動を取っているのか。わかっているはずです。
もし今の時点でわかってなくても大丈夫。
なぜならこれから定着させていくからです。
潜在意識に定着させるのは『質と量』がポイントです。
あなたが望む状態のまま毎日を過ごすことで、『量』として脳に刻み込まれます。あなたが理想とする思考や姿勢、言葉や行動を毎日使っていくことで『質』として脳に刻み込まれていきます。
すると脳はどんどんそれを現実だと認識するようになり、『自分はこういう人間だ』というセルフイメージに影響を及ぼします。
そして、現状のあなたとの差(ギャップ)を埋めようと働き始めます。これを心理学では『認知的不協和』と言いますが、詳しくは別の機会にw
簡単に言うと、『現状のあなた』と『望む状態になっているあなた』の辻褄を合わせようとするのです。するとどうなると思いますか?
脳は望む状態のあなたにマッチした情報を見せたり持ってきて、あなたが見る現実は確実に変わっていきます。
先述の例で言うと…
幸せになった状態で人と接し、その視点で思考し行動します。
うまくいっている起業家として人と接し、その状態で思考し行動します。
幸せになれていない状態、起業できていない状態と同じ思考や行動にはならないはずです。
自己肯定感はどこで上がるのか
今回のやり方のどの部分でも自己肯定感は上がっていきます。
ここでいう自己肯定感の定義は次の通りです。
- 肯定的に自分や他人、物事を見れる
- 主体性をもって行動できる
- 前向きに自分の長所短所を把握できる
- 他者の意見を尊重できる
- ネガティブな思考に陥らない
幸せの状態や起業した未来を明確に五感で想像している時、あなたの自己肯定感は上がります。つまり、「私はできる!」「私にはその価値がある!」と感じることができます。
想像しながら「いやいや、やっぱ無理でしょ」と思ったら自己肯定感もなにも無いですからね。
望む状態をありありと想像している時「無理」とは考えられません。なぜなら脳は2つのことを同時に考えられない性質を持っているからです。
つまり、「私はできる!」と幸せなシーンの中で幸せを感じながら、「私は絶対無理」と思考することはできないんです。どちらかひとつしか考えられないんですね。
このように望む未来を想像し、未来の記憶を体験している時に自己肯定感は上がります。
次に、あなたがすでに望む状態になったつもりで思考し行動し、言葉づかいや姿勢を毎日続けている最中も、自己肯定感はぐんぐん上がっていきます。
それはそうですw自分があれだけ望んだ姿になれたわけですから、自己肯定感が上がらないはずありません。
ちょっとここで冷静に流れを俯瞰してみましょう。
- 望む目標を明確にする
- 目標達成の証拠・状況がわかる未来の記憶をつくる
- 望む目標をすでに達成した自分として日々生きる
- 自己肯定感が理想の自分に合わせて上がる
- 目標達成
最初に目標達成を未来に描き、達成した状態で現状を生きることで、目標達成を現実にするという流れです。
クリエイティブだと思いませんか?!
目標達成しながら自己肯定感を上げた成功事例
今回お伝えしたやり方は、僕の場合、独立起業する前後から無意識にできるようになりました。
それまでミュージシャンを目指していた時は「望む状態」になり続けることができず、自己肯定感の浮き沈みが激しくネガティブ思考でもあったため、挫折という結果を招いてしまったのです。
ただこのやり方を知っても、一番むずかしい部分はあなたも薄々気づいている通り「日々、望む状態を維持すること」です。
なぜなら、いくら意識しても潜在意識が現状の自分に戻そうとしてくるからです。
今回のやり方は言ってしまえば『知識・スキル』ですので、この基になるあなた自身の才能と魅力を見える化することが必要なんですねw
まとめ:目標達成しながら自己肯定感を上げるおトクな方法
目標があるのに行き詰まっていたり、ありたい姿はあっても自信がない方へ向けて、今回は目標を達成しながら自己肯定感を上げてしまうというおトクな方法をお伝えしました。
現状をスタート地点で考えた場合、目標や自己実現はその先にあるゴールになり向かうものであり達成するものになります。ですがスタートをこの逆にします。つまりすでにその目標を達成した状態からスタートします。
幸せになることが目標の方の場合、『すでに幸せの状態』になるということです。
そのためにも達成したい目標をありありと想像し明確にします。まるで映画の1シーンに立つ主人公のように、そこで何が見えて、何が聴こえて、何を感じるのかを体験し『未来の記憶』として脳に刻み込みます。
未来の記憶を体験し、望んだ状態がわかったら、その状態のまま現在を過ごします。
目標を達成しているあなたはどんな思考をしてどんな表情や姿勢で、どんな言葉や行動を取っているのでしょうか。ひとりでいる時も、誰かといる時もその状態で過ごすことで、あなたの潜在意識にどんどん刻み込みます。
このセルフイメージを持ち日常を過ごすことで自己肯定感もぐんぐん上がっていきます。
「望む目標をすでに達成した自分として日々生きる」この部分をカタチにするためにも、まずはあなた自身をデザインまたはリデザインすることからスタートしてくださいね^^
自分をデザインして、あらゆる願いを引き寄せるエッセンスをシェアします。