「ブランディングしたけど効果がいまいち」
「ブランディングして逆効果になった」
ブランディングは企業よりも、ひとり起業家にこそ必要でやりやすい戦略です。
目に見えない商品を扱い、お客さんからは見分けのつきづらいコーチ、コンサル、講師、カウンセラー、セラピストなどはなおさら。
しかし、ブランディングのやり方を間違えてしまうと効果が出ないどころか、逆効果になってしまうこともあります。
ひとり起業家がセルフブランディングで失敗する場合、今回お話する3つのどれかが原因の可能性があります。
個人起業家がセルフブランディングで失敗する2つの理由
まずは結論です。
ひとりで仕事をされている起業家、個人事業主、フリーランスの方が、セルフブランディングで失敗する2つの理由とは…
- お客さんばかりにブランディングしている
- 自分ばかりをブランディングしている
それでは早速、ひとつづ見ていきましょう。
1,お客さんばかりにブランディング
ブランディング戦略には『インナーブランディング』と『アウターブランディング』の2つがあります。
ブランディングと聞くと、お客さんへ向けた活動をイメージする方が多いと思います。外へ向けて行うブランデイング活動のことを『アウターブランディング』と言います。
これとは逆に内向けに行うブランディング活動を『インナーブランディング』と言い、企業であれば社員へのブランド浸透を図ります。
では、ひとりで仕事をされている起業家、個人事業主、フリーランスに当てはめると、この考えはどのようになるでしょうか。
- アウターブランディング:お客さんへのブランディング活動
- インナーブランディング:自分をブランディングする活動
僕が独立起業で最初にしたことは、サービスやホームページを作ってのWEB集客。これは厳密にはマーケティング活動ですが、今回の話しでいうとアウターブランディング活動です。
一般的に言われるブランディングは『アウターブランディング』のことを指し、市場に向けてどう自社らしさを見せていくかを工夫します。しかしひとり起業家が自分のやりたい事をないがしろにして、市場ありきでブランディングすれば、どこかで破綻します。
デザインミーで大切にしているのは、ひとり起業家の『自分らしさ』『オリジナリティ』です。
ブランディングで言えば、インナーブランディング。つまり『自分をブランディングする』ことです。これは、あなたが持つ本質を、魅力的な価値にブランディングすることです。
『ブランディングするモノ』は自分軸。
自分軸を確立する前に、お客さんや市場にベクトルを向け集客をしても、ブランドになることは難しいです。
お客さんや市場を抜きにしてブランディングはできませんが、そればかりにベクトルが向くとあなたの本質を見失い、羊頭狗肉的な戦略になってしまいますのでご用心です。
2,自分ばかりをブランディング
お客さんばかりにベクトルを向けたブランディングが失敗するのとは逆に、自分中心のブランディングも失敗の原因です。
ひとり起業家のセルフブランディングの対象はあなた自身で、自分軸をブランディングしよう!とお伝えしてはいますが、以下のように盲目的になることは危険です。
- 私の強みは〇〇だ
- お客さんは私の△△に価値を感じている
- 私って□□な人だから…
一見、自分を知り価値が明確になっているように見えます。しかし、これは『自分をブランディングする』プロセスをすっ飛ばしてしまっているんですね。
このように、自分だけの視点でセルフブランディングすると『自己満ブランド』が誕生してケガの原因になることも。
自己満ブランドは、次のような弊害を起こし可能性があります。
- 市場のニーズを満たせない
- お客さん視点からの発想がうまれない
- お客さんの心の中にブランドへの感情が育たない
- 本人の価値・可能性が狭まる
ブランドはお客さんの心の中でうまれるもので、お客さん抜きに考えることはできません。自分自身のブランディング(『インナーブランディング』)の際も、お客さんとあなた両者を考えた視点が必要というわけです。
つまり・・・
『あなたが主語の自分軸』をつくると同時に、『顧客を主語にした自分軸のブランディング』が重要です。
ひとり起業家がセルフブランディングで失敗する2つの理由
ひとりで仕事をされている起業家、個人事業主、フリーランスの方が、セルフブランディングで失敗する2つの理由をお伝えしてきました。
2つの失敗を知ったあなたは、セルフブランディング成功のヒントを知ることができたのではないでしょうか。
「ブランディングはこれから」という方も多いかもしれませんが、ぜひ次のことを注意して、選ばれるあなただけのブランドを手に入れてくださいね!
- お客さんばかりにブランディングしている
- 自分ばかりをブランディングしている
自分軸がない状態で、お客さんばかりにアプローチする『アウターブランディング』だけではダメです。
逆に自分視点の偏った自己満ブランディングもNGで、『インナーブランディング』では自分視点とお客さん視点を取り入れながら自分軸をブランディングして行くことが重要です。
ブランディングは正しくできれば、ひとり起業家として大きなアドバンテージとなります。
見た目では商品内容がわからない業界で、同業さんとの競争を避け、あなたらしくビジネスを飛躍させる鍵が、セルフブランディングです。
ブランドは早いもの勝ちの世界。
スキルアップやWEB集客も大切ですが、あなた自身をデザインして自分軸をつくり、ブランディングすることをオススメします。
自分をデザインして、あらゆる願いを引き寄せるエッセンスをシェアします。