「夢や目標をカタチにしたい」
「いつも起こる同じような問題を回避したい」
欲しいものを手に入れるためのコツ、嫌なことを避けるためのコツがあったら欲しいと思いませんか?
今日は起業、自己実現、迷いや悩み、子育てや人間関係etc.人生全般で僕が活用しているニューロ・ロジカル・レベルについてお伝えします。
「知って得した、知らないで損してた」
僕がこれを知った時、そう思ったくらい大好きな考えです。
これを知った友人やクライアントさんは一様に視界が広がった、生きやすくなったと言っています。
目次
仕事・人間関係・人生で役立つニューロ・ロジカル・レベルとは
ニューロ・ロジカル・レベルとはロバート・ディルツにより体系化された心理学NLPモデルで、僕たち人間の物事の捉え方を6段階に分け理論化したものです。これにより、自分の意識と外の世界(物事や他者)との関わりがわかります。
- スピリチュアル
- 自己認識
- 信念・価値観
- 能力
- 行動
- 環境(結果)
図にある上の階層は、それ以下の階層へ大きな影響を与えます。つまり、「自分は何者だ」という自己認識(アイデンティティ・セルフイメージ)がその下の「信念・価値観」「能力」「行動」「環境」に影響を与えているということです。
ちょっとむずかしいですよね…。
次からイメージしやすいように、各階層を僕の失敗例と成功例を出しながらお伝えします。
あなたが今どの階層で行き詰まっているのか、どこが変わればうまく行きそうかを頭の片隅に座らせて読んでみてくださいね!
ニューロ・ロジカル・レベル『環境』
ニューロ・ロジカル・レベルの1段階目は『環境』です。
あなたが過ごす場所、身につけるファッション、人間関係などを五感を通して認識するレベルで、神経生理学上で言うと、からだの一番外側の末梢神経(感覚と反応)が作用するところです。
「いつ?」「どこで?」というレベルで、僕が「家族と過ごす自分らしい自由な人生」を実現したいと思った時「家族のいる自宅で仕事ができる環境」を作りました。
3年間で3社を転々としていた時は、「会社で孤立した人間関係」という環境を作っていました。
このようにニューロ・ロジカル・レベルの環境レベルは、自分以外の外的要因になります。
後半にお話しますが環境レベルを含め1〜3段階は上位レベルのアイデンティティや信念・価値観によって大きな変化・結果を起こします。
世の中にある多くの情報(自己啓発本、セミナー、WEB集客等)は「環境レベル」や次の「行動レベル」のもののため、その人の本質的な変化につながらない場合が多いというカラクリです。
ニューロ・ロジカル・レベル『行動』
ニューロ・ロジカル・レベルの2段階目は『行動』です。
あなたが普段する歩く、食べる、話す、パソコンをするなどの行為で、これは小脳の運動器系が作用する意識的な行為です。
「何をする?」というレベルで、僕が起業した時でいうと、まさに「起業する」という行動。そしてホームページを作り運用することもここに含まれます。ちなみに起業という行動は取ったけれど、うまくかはこの段階では別問題です。
夢に挫折したまま会社員をしていた3年間は、「人との消極的なコミュニケーション」という行動を選択していました。
ニューロ・ロジカル・レベル『能力』
ニューロ・ロジカル・レベルの3段階目は『能力』です。
あなたが持っているリソース(経験、能力、資質)で、行動と密接に関わっています。同じ行動をしても人それぞれ違いが出るのもこの能力が関わっています。
このレベルは大脳皮質系が作用し、目の動きや姿勢など半意識の行為となります。
「どうやって?」というレベルで、僕の起業でいうと「クリエイティブな発想とデザイン」を使って仕事につなげて行きました。
転職ジプシーの会社員時代は、「ひとりで仕事を遂行する」という能力を使っていました。
ニューロ・ロジカル・レベル『信念・価値観』
ニューロ・ロジカル・レベルの4段階目は『信念・価値観』です。
信念とは自分自身や社会、物事に対する思い込みや判断、自分が信じていることで、価値観は自分が大切にしていることです。
これらはあなたのモチベーションにもなり、あなたを制限するものにもなります。大脳辺縁系と自律神経が作用していてることからわかるように、無意識の反応です。
「なぜ?」というレベルで、僕がなぜ起業したかは「人生は自由に自分らしく生きること」「家族は大切」といった信念や価値観があったから起業という行動を起こしました。
3年間の会社員の時は「自分はここに居るべきでない」「会社はつまらない」という信念を持っていました。そのため人との消極的なコミュニケーションという行動をとっていました。
このように信念・価値観レベルは僕らの行動を起こすモチベーションにもなり、行動を制限するブレーキにもなる重要な部分です。
ニューロ・ロジカル・レベル『自己認識(アイデンティティ)』
ニューロ・ロジカル・レベルの5段階目は『自己認識(アイデンティティ)』です。
「私は何者だ」という自己認識は、自分の役割やミッション、生きる目的を表します。
免疫系と内分泌系の神経システム全体と生命維持機能が作用する部分で、アイデンティティ・セルフイメージを意識する時はからだの表面の末梢神経から一番深い部分まですべてが作用します。
「私は何者?」というレベルで、僕の起業時は「私は自己実現ができる起業家だ」「私は大切な人を守る役割がある」といったアイデンティティ・セルフイメージを持っていました。
無力で無価値感を感じていた社会人の時は「私は夢を諦めた会社員」「私は組織に馴染めない人間」というアイデンティティ・セルフイメージを持っていました。
このようにアイデンティティ・セルフイメージは「私は〇〇だ」と自分で自分のイメージを決めています。そして、このアイデンティティ・セルフイメージのレベルがそれより下のレベルの信念・価値観、能力、行動、環境すべてに大きな影響を与えているのです。
…ということは!
アイデンティティ・セルフイメージに変化を起こせれば、あなた自身に大きな変化が起こるということなのです。
つまり、『自分をリデザインすること』の重要性に気づいてもらえましたでしょうか。
ニューロ・ロジカル・レベル『スピリチュアル』
ニューロ・ロジカル・レベルの6段階目は『スピリチュアル』です。
ようやくテッペンにたどり着きました。
ここでいうスピリチュアルとは家族、会社、地域、国、地球、宇宙という自分より大きな存在のことです。今までの5段階とは異なり大きなシステムの一部として自分の存在を考えます。
「何のため?/誰のため?」というレベルで、僕が起業した時は「家族のため」でもありました。ただ自分の自由を得るためでもあったので、厳密にはこのレベルには気づけていなかったと思います。
3年間の会社員時代はもちろん、自分のことで精一杯でここを意識できないでいました。
ニューロ・ロジカル・レベルの活用の仕方
ニューロ・ロジカル・レベル6段階と僕の成功例、失敗例で、なんとなくイメージはできましたか?
では実際にどう使えばいいのか。
活用方法はいくつもありますが、今回は1つだけ大切なことをお伝えします。
お気づきの方もいると思いますが、手に入れたい環境(結果)を得るためには、環境や行動レベルで「あーだこーだ」しててもなかなか変わらないというわけです。
つまり上位階層であるアイデンティティと信念・価値観を変えることがより早く合理的です。
これがデザインミーアカデミーでお伝えしている『自分をデザインすること』であり、コレ抜きでの自己実現や目標達成、問題解決は難しいと言うのはまさにこのことなのです。
本やセミナーでいくら学んでも、スキルを磨いてもうまくいかなかった過去の僕に、タイムマシンを使って教えてあげたいくらいです。
とにもかくにも、まずはあなたの行動のもととなる価値観や信念を正しく見つけましょう。
もし「私は認められない」「私には成功できない」「私には能力がない」などあなたの行動の制限やゴールを遠ざけているものがあれば何よりも先に対処しましょう。
まとめ:仕事・人間関係・人生で役立つニューロ・ロジカル・レベル
仕事・人間関係・人生で役立つニューロ・ロジカル・レベルについてお伝えしてきましたがいかがでしたか?
僕はこれを知った時、すごく衝撃を受けました。今まで物事に対してどれだけ曖昧に意識し、行動していたのかとプチ後悔したほどです。
しかし、これを活用するようになってから仕事、人言関係、人生すべてにおいての指標になりました。
- スピリチュアル:「何のため?」「誰のため?」
- 自己認識(アイデンティティ):「私は何者?」
- 信念・価値観:「なぜ大切?」
- 能力:「どうやって?」
- 行動:「何をする?」
- 環境(結果):「いつ?どこで?」
ニューロ・ロジカル・レベルは僕たち人間の物事の捉え方を6段階に分け理論化したもので、自分の意識と外の世界(物事や他者)との関わりがわかります。
それぞれのレベルが影響し合う中、上の階層がそれ以下の階層により大きな影響を与えます。
各レベルで出した僕の事例を、本文とは逆の順番で見てみると面白いことに気づけるはずです。
- 自己認識:「私は自己実現ができる起業家」「家族を守る役割がある」
- 信念・価値観:「人生は自由で自分らしく生きること」「家族は大切」
- 能力:「クリエイティブな発想とデザイン」
- 行動:「起業する」
- 環境:「家族のいる自宅で仕事をする」
- 自己認識:「私は組織に馴染めない人間だ」
- 信念・価値観:「自分はここに居るべきでない」「会社はつまらない」
- 能力:「ひとりで仕事を完遂」
- 行動:「人との消極的なコミュニケーション」
- 環境:「会社で孤立した人間関係」
僕の「自己認識」や「信念・価値観」が「能力」「行動」「環境(結果)」を作っていたのが明らかですよね。
ところどころで出てきましたが、実がこれらを最適化するのが、自分をデザインすることというワケです。
自分をデザインして、あらゆる願いを引き寄せるエッセンスをシェアします。